フットケアの手順

【1】足 浴
お湯はジャスミンティーを使用します。お茶に含まれているカテキンにより消毒・殺菌作用が得られ、ジャスミンの香りはリラックス効果があります。お茶は服用できるものですので副作用の心配がなく安心してご利用いただけます。湯の温度は40度前後とし、手もしくは温度計で必ず温度を確認します。神経障害による温度覚が低下している可能性があるので十分な注意が必要となります。

【2】胼胝(タコ)、鶏眼(ウオノメ)の処理
市販薬は使用せず患部のみをキレイにお手入れします。
※市販薬はキレイな皮膚にも薬が浸透してしまうので使用しないでください。

胼胝(タコ)、鶏眼(ウオノメ)の処理・施術前
胼胝(タコ)、鶏眼(ウオノメ)の処理・施術後
施術前
施術後
【3】爪 切
長く伸びた爪、肥厚した爪をニッパーやグラインダーを使用してカットしていきます。皮膚にくい込んだ爪は傷を作る原因になるので刺さらないように、深爪にならないように注意して施術を行います。
爪きり施術前
爪きり施術後
施術前
施術後
【4】保 湿
皮膚が乾燥しないように保湿します。保湿クリームに使用するのはフットラボオリジナルアマゾンのクパス種オイル配合のモイスチャークリームSです。水溶性でコラーゲンを含んでおり、さらっとしているのにしっとりとしたクリームです。ベタベタするものは油分が多く含まれていて、肌の表面をコーティングするだけなので、オイルタイプのものはさけてくださいね。

足病変の予防

■足病変防止の為に以下の事項を定期的にチェックしよう!
1.毎日足を観察しケガがないか確認する。 8.皮膚が乾燥している場合保湿クリームなどを塗って乾燥を防ぐ。
2.毎日足を洗い清潔にする。足を乾燥させる。 9.足に合った縫い目のない靴下を履く。(5本ゆびのシルクの靴下がよい。)
3.お風呂、足浴の湯の温度を確認して利用する。

10.足に合った靴を履く。(詳しくは下図を参照ください。)
4.ストーブや、カイロの使用で低温やけどをしないように注意する。 11.爪は一直線に切り、深爪はしないように注意する。
5.裸足で歩かない。靴下なしで靴を履かない。(ケガの予防を行う)
12.足の外傷や水泡などを発見したら、受診するようにする。
6.胼胝(タコ)、鶏眼(ウオノメ)に科学薬品を使用し、自己処理をしない。 13.視力の低下があれば、爪切り、足の観察は家族が行う。
7.毎日靴を履くとき、靴の中に何か入っていないか点検する。  
                               参考資料「糖尿病患者のフットケア」より
糖尿病と靴の関係
日本で唯一公認機関であるNPO法人フスフレーゲマイスター協会
フスフレーゲを通して、足や靴に関する多様な文化・歴史・技術の理解を求め、ボランティア活動を通じて子供たちの健全育成を図り、一般市民・障害者・高齢者の社会参加支援、そして国内外のフスフレーゲマイスター(足に関する施術の技術者を言う)のネット日本フスフレーゲマイスター協会ワーク・技術向上認定・情報発信を目的とした法人です。
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